ぱんだ

PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System Case.3「恩讐の彼方に__」のぱんだのレビュー・感想・評価

4.2
大人向けアニメとして最高峰なのではないと思うくらい良かった。

1990年代に流行った米ソもののアクション映画と9.11以降の2000年代を象徴するかのような陰謀渦巻く紛争映画を混ぜたような印象を受けた。

ライアン捜査官を彷彿とさせる狡噛慎也にトム・クランシー作品のようなかっこよさがあり、アクション娯楽ものとして普通の実写邦画よりも高クオリティだと思う。

また、あまりに演出のトラップ・ギミックが多すぎて、時間を見つけては観に行っていた。
case1 15回/case2 16回/case3 14回(2019.3.30現在)
何度観ても新たな発見がある。

塩谷直義監督はクリストファー・ノーランが好きなのかな?と思えるほど、作品への取り組み方が似ている。
前回の劇場版で初劇場作品の監督を務めた時の教訓を生かして、今回の三部作で「劇場で上映する」ことを最大限に活かした作品を叩きつけられた。
1回の経験でここまで軌道修正してくるのは本当にすごい。

個人的には、case3のスタッフで「虐殺器官」の再アニメ化を望む。
ぱんだ

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