中学2年生の日常をありのままに、脚色はせずにそのまま映像にしたような作品。
タイトルの「エイス・グレード」ってどういう意味?人名?って思ってたけど、エイス=8th ってことね、理解。
ケイラと同世代の悩める子供たちへのエールであると同時に、親世代へのメッセージ性が高くて、ラストの焚き火シーンではガンガンに泣いてしまった。
わたしには子供はいないけれど、いてもおかしくない年齢で、でも同時にケイラの気持ち...というか立場?も痛いぐらいに共感できるのでその両方が襲いかかってきて他人事とは思えなかった。
ケイラの「もし自分の娘が私みたいなのだったら、悲しくなるもん」っていうセリフが刺さり過ぎて、わたしが今まで抱えていたモヤモヤのタネはそれだったのか!!!!と目から鱗だった。
わたしも無意識のうちに全く同じことを考えていて、自分の子供は欲しくないなって思ってた節があると思う。
SNSや承認欲求がどうこうっていうのは作品からはあんまり感じなかったかな。
これは全て実際に起こり得る「事実」なので、ストーリー的には淡々としているけれど、でも確実に前に進もうとしている、進んでいっているケイラを応援したくなる映画だった。
とにもかくにも、ケイラ役のエルシー・フィッシャーちゃんがめちゃくちゃ良かった。
他に何か映画出てるのかなと思って見てみたら、なんとミニオンのアグネス役!!日本語吹替でしか見たことないけど、字幕も見てみようと思いました。