思春期ガールズティーンムービーもので出色の出来栄え。
ケイラはエイスグレード。つまり中2。学年一無口な子に選ばれるなど(なんてデリカシーのない!)学校では目立たなく自分に自信もない。YouTubeに動画をあげてるが、誰も観ていない。
更には「ゴーストワールド」「レディバード」などこの手の青春映画には親友の存在が不可欠だが、友達もいないのだ。
それでも自分に語りかけるように、一歩踏み出す。(そして二歩下がる)
ケイラ演じるエルシー・フィッシャーがとにかくリアル。この手の映画は結局可愛い子がやってるパターンが多いが、ケイラはにきびもたくさんあって少し小太り。でもそれが実際の中2に一番近いし、観客も感情移入できるはず。
お父さん、先輩のオリヴィア、そしてゲイブがとにかく最高!
「ワンダー 君は太陽」のオーウェン・ウィルソン以来、こんなお父さんになりたい映画出ました。
あと女の子がこんなに悩んでるのに男どもはバカばっかなのも最高でした笑
これは実感として周りの女子でケイラのように自信が無い人がたくさんいます。
そんな人に君は今のままでもクールだし、もし変わってもクールだよ、最高だよと言ってくれる映画です。
結局自分を一番励ましてくれるのは自分です。
ただ下ネタもあるので、ティーンの女の子に勧めにくいけど笑、是非観て欲しい一作です。