shima

エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へのshimaのネタバレレビュー・内容・結末

3.5

このレビューはネタバレを含みます

タイトルの「エイス・グレード」とは8年生、日本でいったら中2。ほんとにめんどくさいお年頃のお話し。

主人公ケイラは「学年で1番無口」な賞をもらってしまうほど目立たない存在。
でも、SNSの中では、世界一クールな女子になるためのアドバイスを日々投稿。誰に向けて?!いいね!の数は??

イマドキ10代は世界どこでもスマホが手放せない。インスタやYouTubeのいいね!に一喜一憂。イケてる女子になりたくて、リアルではなれなくて、、

パーティーでの居場所のなさや、年上友達との会話に入れてないのに楽しんでるフリ、好きな男子に〈遊んでる風〉と思わせてしまう言動、パパとの距離感、、この気持ちわかるーーー!と誰もがどこか思春期の頃の自分と重ねてしまうシーンがあちこちにあるのでは?

ケイラの小気味いいところは、凹むばかりではないところ。
まだまだイタイ雰囲気は残るけど、言いたいことは言い放つ!
そして、ありのままの自分を好きになって、もっと素敵になるぞ!と前向きになれるとこ。

いい感じの友達もできたし。

みんながみんなケイラみたいになれたらいいけど、そうはいかないのも現実。
リアル〈エイス・グレード〉は、映画のように鮮やかに、幸せに、は終わらないかもしれない。
それでも、そんなリアル エイス・グレードさんたちの応援になる作品になるといいな。と、最後は母目線。
shima

shima