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ミク、僕だけの妹の堊のレビュー・感想・評価

ミク、僕だけの妹(2018年製作の映画)
2.9
いつもの底辺描写が極まっているゴミ捨て場と化してるキッチン、垂れたままのソースなどにやられる。前半はなんだいつもの城定映画かなんて思っていたら、底辺描写がゼロ年代ディストピア的想像力に結びついていく。『ヒメアノ〜ル』の孤独清掃員まんまのような和田光沙にビビる。海辺から見上げるミサイル群のショットが強すぎる。なんていうか昨今の情勢的にも、来なかった世紀末からの架空の戦時中モノとして味わい深かった。
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