このレビューはネタバレを含みます
よくよく考えたら変テコな
シチュエーションだったり
やり取りだったりもするのに、
全然見続けられてしまう…
誰もが、分かるよって言いたくなってしまう
瞬間があるんじゃないかなって思った。
とても魅力的な映画。
個人的には、お母さんが辛くて好きだった。
いや、きっと、それぞれが辛いのだろうけど
母親になるって、ある意味女を捨てる事かなと思ってて。
だからお父さんは、
瞳子さんに心奪われてしまった訳だけど…
ただ、お父さんがお父さんで居るのが
辛くなる時があるのと同じくらい
お母さんだって、お母さんで居るのが
辛くなる時があったと思うんだよ。
お父さん、瞳子さんに拠り所求めちゃったけど
お母さんは家族を護りたいから向き合おうと、
自分なりに必死に踏ん張ってたんだと思う。
その方法は独りよがりでも、さ。
だから、お父さんそこまで悪くないように描かれてるけど
やっぱり私には、お父さんはずるかったように感じた。
でも、いつまでも女性に幻想持っていたいのが
男のひとなんだろうなー…とも。
3人の宅飲みのシーンがまぶしくて、残酷。
家では見せない顔を、
向こうの家で瞳子さんに
ポロッと見せるお父さんが。