「懐かしさで涙する」
まさかの20年ぶりの新作映画。冴子以外は当時の声優をそのまま続投していて、しかも声あんま変わってないし、正直懐かしさでテンション上がりまくった。
超久しぶりにシティーハンターを見たけど、なんか昔のシリーズ以上に荒唐無稽な感じだった気がする。話はまあ王道の親子モノだが、敵である御国が遼にやたら固執する理由が弱いし、こんなガバガバプロットで何でこんな自信満々なのかも分からん。てか銃当たらな過ぎだろ。
でもそんなことはどうでも良くて、動く遼や香を久しぶりに見ただけでもう感慨深い。懐かしさ補正が入ってると言われればそれまでだが、やっぱりこの雰囲気は唯一無二なんだよなあ。良い意味で変わってなくて昔のシティーハンターそのまんまなのが良いわ。当時よりも女キャラが総じて可愛くなっているのも自分はアリ。特に香がボーイッシュな昔よりもだいぶ女の子寄りになっているわ。XYZ掲示板がスマホ使用だったり、海小坊主の存在とかちゃんと現代に沿って作られてるのも良い。
あと過去のシリーズのテーマ曲が流れるのも堪らない。エンディングはいつまでも色褪せないTMNの2曲が流れる。「Get Wild」のイントロ流れ出したとこはホント涙出たわ。エンドロールでの香とのエピソードを断片的に流すのも良い。ココも昔の映像じゃなくちゃんと描き下ろしてるのもニクい。
ファンサービスもあちこちにあって、特に良かったのはキャッツアイの面々が出てくるとこ。海坊主と美希が働いてる喫茶店キャッツアイて、そのまんまだったのか、とサプライズだったわ。
多分、この映画で初めてシティーハンターに触れた人は賛否あるかも知れないが、自分は懐古厨と言われても構わんぐらい胸熱で良かったと胸を張って言える。興収も15億と決して悪い数字じゃないし、今回だけとは言わずに2弾、3弾作って欲しいよ。
