PANDADA

劇場版シティーハンター 新宿プライベート・アイズのPANDADAのレビュー・感想・評価

4.0
原作は北条司の漫画。

父を事故で亡くした進藤亜衣は最近何者かにつけら狙われていることに気づき、警察の元へ行くが相手にされない。亜衣は仕方なくスマホアプリを使い新宿駅の指定場所でXYZの文字を描く、、、から始まるお話。

ファンにとっては控えめにいっても最高な作品ですね。

作画はさすがに新しくなっていますが、ほぼオリジナル通りのキャストが素晴らしい。あの頃のままです!

神谷明も伊倉一恵もさすがですね。あの当時のままだし、ゲストキャラの進藤亜衣役の飯豊まりえがかなり上手ですね。シティーハンターのキャラとして違和感ない演技を観せてくれます。

作中の時代背景は現代で、しかもそれが齟齬なくぴったりハマってます。

先がある程度読めるストーリーも変わらずで、それが逆に安心感ありますよね(笑)。

今回は海坊主と美樹が働く喫茶店「CAT’S EYE」のオーナーとして、来生3姉妹もコラボで登場。美味しすぎますよ、本当に。

そして、なんといっても挿入歌とBGMが本当に最高なんです。
のっけから「Angel Night」ですし、所々のここぞ!と言う場面に、TV版のOP、Edソングが散りばめられてます。
もちろんラストシーンは「Get Wild」がフェイドインしてきます!
BGMもTV版のものをそのまま使ってますね。
80年代のアニメなのに、全く色あせてなくて、むしろぴったりなんですよね。

監督はTV版「シティーハンター」、「シティーハンター2」、「シティーハンター3」でも監督したこだま兼嗣。
さすがです!

だからかなのか、TV版の名シーンをダイジェスト風にしたエンディングもかなり良い。
ここでのエンディングが「Still Love Her」なのがまた感涙もの。

なんか本当にファンのツボをわかってますよね(笑)。

ファンの方には是非観ていただきたい傑作です。
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