菩薩

小さな声で囁いての菩薩のレビュー・感想・評価

小さな声で囁いて(2018年製作の映画)
3.4
撮りました!と言うか撮れちった…みたいなゆる〜いオーラを纏っている作品、非常にダラダラとしている。だがこのダラダラが熱海の雰囲気と絶妙にマッチしているもんだからなんだか悔しい。五十嵐耕平は「温泉」の語句を用いて表現していたけどまさにそんな感じ、だからその温泉に2時間近く浸かっていたもんでちょっとのぼせ気味。倦怠期を迎えたカップルの崩壊への細やかな助走、A→T→A→M→Iへと、最後は「愛」に帰ると見せかけて、このIは結局別離を意味するのだと思う。確かに恋人と旅行に行くとなんか喧嘩するし、そんな人とは結局上手くいかないよね、って何年前の話だって感じだが…。今ここで感情的になったところで、後何日をその雰囲気のまま過ごすのはお互い厳しい、ならここは一旦収めて、とりあえずSEXかなんかして仲直りして、家に帰ってから改めてキレればいいんじゃないかなんて、そんな打算的な事を考えながら、結局朝起きたら怒ってた事自体忘れてるタイプの人間です私は(どうでもいいね)。ロープウェイにしろ、光る剣×夜のキャッチボールの合わせ技で濱口的加点ポイント。大場みなみさんは…なんかめちゃくちゃいいな…。

ちなみについでにもう一個どうでもいい事を書くと、熱海と聞くとかつて新宿JAMなどを中心に活躍していたエレポップユニットのmiamiを思い出す。その片割れの小林愛さんは現在ゆるめるモ!の「ほぼ専属」作詞家として活躍していて、miamiの代表曲であった「白玉ディスコ」もゆるめるモ!によってカバーされているので適当にチェックして欲しい。AtamiはMiami、では無い。