MasaichiYaguchi

セラヴィ!のMasaichiYaguchiのレビュー・感想・評価

セラヴィ!(2017年製作の映画)
3.7
「結婚は人生の墓場」と言う人がいる。
そして「毎日あれこれ嫁がうるさくて、自由なんてあったもんじゃない!」というニュアンスなことを付け足すのだが、そういう人に限ってマイホームパパのような気がする。
やはり、なんだかんだ言っても結婚は人生の節目であり、親族や友人、職場の上司や同僚等を招いて行われる華燭の典は、結婚する2人にとって一大セレモニーだと思う。
「最強のふたり」のエリック・トレダノ&オリヴィエ・ナカシュ監督が、ジャン=ピエール・バクリ主演でパリ郊外の古城で催された盛大な結婚式の騒動記を、フランスらしいエスプリを効かせながら描くコメディ群像劇。
ジャン=ピエール・バクリが演じるのは、その道30年のウェディングプランナーなのだが、歴史ある場所で招待客200人の結婚披露宴が間も無く開かれるというのに、スタッフたちはポンコツばかりで様々なトラブルやアクシデントが発生して暗雲が立ち込めている。
その上、彼自身もプライベートで大きな問題を抱えていて、益々眉間にしわが寄っていく。
ただでさえ問題噴出なのに、披露宴スタッフよりも手に負えない人物が火に油を注いだりして、事態は飽和点を越えて一大事を引き起こしていく。
ジューンブライドに結婚式を挙げられる方も多いと思うが、梅雨時にあたる6月は生憎の天気になりがちで、そういう場合の「雨降って地固まる」というお祝いの常套句のように、本作の土砂降り状況の結婚式はハッピーエンディングを迎えることが出来るのか?
この作品を観ると、自分の時のことを思い出すと共に、改めて良い結婚式とは新郎新婦だけでなく、列席者も楽しく、温かい気持ちにさせるものなんだと思わせてくれます。