O次郎

セラヴィ!のO次郎のネタバレレビュー・内容・結末

セラヴィ!(2017年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

なんとも忙しないドタバタ活劇。
冒頭から喧嘩やら癇癪やらナンパやら、登場人物たちの躍動感たるや、というところ。

そして、もちろん物語として多分に誇張されてはいるだろうが、あんだけ顧客の我儘に振り回されるウェディングプランナー業界、「人の幸せに寄り添う」といえば聞こえは良いが、相当ストレスフルで大変な仕事だと思い知らされた。

結婚式がハプニング続きでしっちゃかめっちゃかになるが、最後はなんとか収まってほっこりと幕を閉じる。
途中、喫緊の状況にもかかわらずキツいジョークを交える描写が多いが、そのどぎついユーモアも、まくし立てるような口論の応酬もフランス映画ならではの味か。

ともあれ、ハプニング満載の展開が好きだが、よく観るハリウッド的なそれとは違ったテイストを堪能したい人に勧めてみたい。
余談ながら、劇中終盤とEDで流れる「キャント・テイク・マイ・アイズ・オフ・ユー」のミックスはなかなかのノリなり。
O次郎

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