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フェイ・グリムのotomのレビュー・感想・評価

フェイ・グリム(2006年製作の映画)
4.8
誰にも見向きされなかった男が世界の注目を集めるって事で、ちょいと荒唐無稽な筋な気もしなくはないのにきっちり面白いハル・ハートリー。文書の内訳を明かさず、終始傾いた画面で何やら映画のお手本的不安感はちゃんと演出できている様に思われる。右往左往の末に届かなかった様で届いてるラストのさじ加減とか実に上手い。世界が俺にようやっと俺に付いてきたってな妄想風で結構好き。
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