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ホイットニー~オールウェイズ・ラヴ・ユー~のarchのレビュー・感想・評価

4.0
歌姫が如何に愛され、傷つけられ、そして亡くなったのか。故人故か本作の描き方に容赦はない。彼女の功績であるスーパーボウルでの「星条旗」やボディーガードでの黒人女性のシンボルとしての彼女を大体的に語りながらも、後年のドラッグや離婚劇、彼女の転落人生も目をそらさず描く。

本作はホイットニーヒューストンの周りに良くも悪く、引き寄せられた人々の視点が介在している。だからどれだけ信ぴょう性があるのか、しかし彼女が生きた時代の映像と共に語られる歴史的事実が歪められることはない。彼女は米国の、いや世界の歌姫だったのだ。
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