このレビューはネタバレを含みます
全盛期のホイットニーもボディガードもリアルタイムで見たこともないし知らない
でも、洋楽やR&B好きなのでホイットニーの曲を聴いていました
歌手一家に生まれて天性の才能と歌声があり
歌手だった母の教えもあった少女が大スターに登りつめた栄光と挫折の物語です
TV初出演の時のホイットニーはまさに天使のようです
また、依存症になったのは元夫が原因かと思っていましたが、デビュー前の16歳の時から既に経験していたようでショックでした
母親も当時、ホイットニーと同じスターであったジャネット・ジャクソンのことを強烈に悪く言うシーンがあり、とても衝撃的でした
当時、お互いスターだったから意識していたのでしょうね
しかし、ホイットニーといい、エイミー・ワインハウスといい、才能あるのに若くして亡くなってしまった人の共通点に薬物、ダメ男が付き物なのはなぜだろう？
元夫ボビーは最初は彼女を笑わせたりして幸せ一杯だったが、笑わせるだけでは結婚生活が成り立つわけがない
VTRを観ているとだんだんと彼の素性が見えてくる
年は大人だが精神的には立派な子供…
あの天使のようだったホイットニーが彼と一緒に下品な発言をしたり、ゲップを連発している姿はショックだった
よく14年も続いたと思う
もっと早く離婚して、ロビンをあのままビジネスパートナーとして側に置いたら、ホイットニーの人生も変わっていたのかと思わずにはいられなかった
また、ホイットニーの才能を伸ばした母親と違い、彼女のお金を利用した父親も悲しいし
彼女のボディガードと言いながら、世界中を周った兄達も毎日ハイになり、うろつきまわってるチンピラにしか見えなかった
薬物疑惑のインタビューの時にはもう既に地声がガラガラで声が出ていない
あれじゃ、歌えないのは聞かなくてもわかる
ホイットニーの熱烈なファンではなかったけれど衝撃的で悲しくなった
余談だが、ドキュメンタリーを観るといつも思うのだが、そこまで言うの？的な発言をする人がいるのは なぜでしょうか？
たしかにファンの中には秘密を知りたい人もいるかもしれませんが、やりすぎじゃない？と思う人が多すぎる…
今回は彼女の友人がホイットニーはsexが大好きで 大人のオモチャをプレゼントしたとか…
子供の頃、虐待を受けていたとか
本当の友人ならここまで話すかなぁ？
まぁ、考え方は人それぞれですし。
亡くなった後にも こういった暴露話までされるなんて、スターは本当に大変でかわいそうだと思いました
1番心に残ったのは 友人の男性の発言で
『ホイットニーには流行曲ではなく、何世代にも聴き継がれる曲を残せばいいんだよと話した』
という言葉
彼の言う通り、彼女はその目標を果たした
スーパーボールの星条旗は本当に鳥肌モノ
この歌声は彼女のライブ盤のCDやSpotifyでも聴けるので もう一度堪能して欲しいと思います
