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ホワイト・ボイスのkazu1961のレビュー・感想・評価

ホワイト・ボイス(2018年製作の映画)
4.0
▪️JP Title :「ホワイト・ボイス」
Original :「Sorry to Bother You」
▪️First Release Year : 2018
▪️JP Release Date : 劇場未公開
▪️Production Country : アメリカ
🏆Main Awards : ※※※
▪️Appreciation Record : 2020-604
🕰Running Time : 105分
▪️Director : ブーツ・ライリー
▪️Writer : ブーツ・ライリー
▪️MusicD : チューン・ヤーズ、ザ・コープ
▪️Cast. : ラキース・スタンフィールド、テッサ・トンプソン、ジャーメイン・フォーラー、オマリ・ハードウィック、ダニー・グローヴァー、スティーヴン・ユァン、アーミー・ハマー
▪️My Review
かなり壮大なメッセージをもったブラックコメディ作品、日本劇場未公開ながら『死ぬまでに観たい映画1001本』にリストアップされてますもんね!!さすがです。
コメディーでありながらも、背筋が寒くなる感覚をたたえるブラックムービーで『ブラインドスポッティング』や『ブラック・クランズマン』と並んで2018年に評価の高かったインディーズ系ブラック・ムービーのひとつです。
そう、白人声(ホワイトボイス)を操る黒人男性が主人公ということから、ともすれば人種問題をメインに扱った作品のようにも思える本作ですが、その物語の進行と共に問題は徐々にスケール感を増してゆき、持たざる者は永遠に搾取され続けるという、アメリカのみならず資本主義諸国の間で深刻化している問題へと行き着くのですね!!
この脚本とテーマのあり方がコメディを装いながらも秀逸です。そんな驚きの物語を、細部に張り巡らせた小ネタの数々や、時折挟み込まれるミュージックビデオ的な演出によってコミカルに描いているのでまさかっ!!の展開ですよね。

物語は。。。
カシアス・グリーンは叔父の家の車庫に暮らす生活から脱却するべく、職を探します。やっとの思いで電話営業の職に就くことができましたが、最初は上手くいきません。しかし、あるテクニックを習得したことで、瞬く間に営業成績トップに躍り出ることができ、成功者への階段を駆け上がっていきます。その先には自分でも予想外の顛末が待っているとは夢にも思わず。。。

いやぁ、またトンデモな作品ですね!!

▪️Overview
ラッパーとして活躍するブーツ・ライリーが初監督・脚本を手がけた社会派ブラックコメディ。カリフォルニア州オークランド。叔父の家のガレージで暮らす無職の青年カシアスは、やっとのことで電話営業の仕事に就く。始めのうちは客の獲得に苦労したものの、あるコツを習得したことで瞬く間に営業成績トップに躍り出るカシアスだったが……。主演は「ゲット・アウト」のラキース・スタンフィールド。共演に「マイティ・ソー バトルロイヤル」「メン・イン・ブラック インターナショナル」のテッサ・トンプソン、「君の名前で僕を呼んで」のアーミー・ハマー。(引用:映画. com)
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