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告白小説、その結末のardantのレビュー・感想・評価

告白小説、その結末(2017年製作の映画)
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構成に破綻はなく、さすがにロマン・ポランスキーだと思ったが、彼である必要があったのかが疑問である。

金曜日の午後、上映されていた横浜の小さな映画館には、客は15人程度しかいなかった。その前に上映されていた『フジコ・ヘミングの時間』には、あんなにたくさん高年齢の客がいたのに。

本作品が、メジャーな映画館にかからなかった理由がわかったような気がする。映画が、「えっえー、これで」という感じで終わってしまうのだ。中途半端な終わり方、観ている側に後はまかせたよという感じなのだ。だからといって、自ら想像する程の話でもない。

ウディ・アレンの「女と男の観覧車」と本作品を観続けて、両方ともちっとも面白くない。私の方にも問題があるような気がしないでもないが。
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