告白小説、その結末のmistyのネタバレレビュー・内容・結末

ド級スランプに陥った作家のもとに現れる自分の大ファン美女、引き寄せられるように仲良くなっていくけど彼女には裏の顔があり、と一応説明はできるけどそれだけではない、色んな読み方ができるよくできた物語、映画だった。エヴァ・グリーンの大きな目はひたすら美しく怖い。

原題が『実話に基づく(based on a true story)』で、あの終わり方…と思うとますますぐっと来るというか、自分は今どこにいるのかしら？と一気に足元を揺さぶられる。いっそ原題のまま持ってきたらよかったのに…と思わないでもない 「結末」っていうのがね、結末？？というか(伝わらない)

傍目から見て、結局この人がぜんぶひとりでやってたことなんじゃないかと思わせられるのが面白い。物語は円環を成し、無限ループを漂う。エルと自分を行ったり来たりしながらこの人は作家活動を続けていくのかもしれない。