まごう事なきロマンポランスキーフィルムでした。映画化を勧めた奥さんの把握っぷりが凄い。
不調な売れっ子作家がELLEという女性に出会い自信を取り戻しかけるが、奇妙な依存関係が始まるという粗筋は非常に興味はそそられるが、ポランスキー節を期待しすぎると収まりの良さに若干肩透かしを喰らうかも。全然面白いんだけど、既視感が拭えない。
ここから空間の支配が始まりますよってのを示すが如く、扉が閉まるシーンが印象的で怖い。あとは傍観するだけのメリーゴーランドも。
音楽が相変わらず最高。ポランスキーのエンドロールは毎度ワクワクする。