Shiny太田慎一郎

21世紀の女の子のShiny太田慎一郎のレビュー・感想・評価

21世紀の女の子(2018年製作の映画)
4.3
山中瑶子監督や、映画甲子園先輩の松本花奈監督など尊敬している監督が出ていて、そして橋本愛さんや伊藤沙莉さん、モトーラ世理奈さんなど豪華キャストでずっと観たかった今作がAmazonプライムで配信されていたので、念願の鑑賞をしました!\( >_> )/

「セクシュアリティ又はジェンダーが揺らいだ瞬間」という(私自身も関心がある)テーマで、15人の監督によるオムニバス作品。

どの作品もハッとさせられる瞬間があり面白かったです。そしてどれも画が良くて、映像が綺麗で色彩豊かでした。

個人的には、
テンポが良くて最初の小津ショットが凄かった『恋愛乾燥剤』や、
発想から面白かった『セフレとセックスレス』、
ゴダールのような原色ショットの『reborn』、
台詞を使わず画だけで表現し、今作のテーマに一番近づいたと思う傑作『君のシーツ』
が面白かったです。

そしてクライマックスの山戸結希監督の作品は、"人生"と"映画"の歴史の全てを'言葉'と'演劇性'、そして'映像'で抽象化して表現しており、鳥肌が立った。

エンドロールの、アニメは、泣いた。