イホウジン

21世紀の女の子のイホウジンのレビュー・感想・評価

21世紀の女の子(2018年製作の映画)
4.0
この短編集は時代とともに価値が増していくのだろうと思う。
テーマが「ジェンダーの揺らぎ」とはいえ、着眼点は監督によって様々で正直言って好き嫌いがあるが、全体として見ればこのテーマに真剣に向き合った監督の方々の姿が伺える。
そして何より、この短編集のプロデューサーである山戸監督の「離ればなれの花々へ」が(映画祭特別編では)最後に流されるのだが、これがそれまでただの短編集であったのを一つの「映画」として締め括らせている。
エンドロールのアニメも良き。
監督も役者もまだまだ駆け出しの方達だが、いつか「あの監督やあの役者が一同に集結した伝説的映画」みたいな感じになるのかもしれない。
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