Nちゃん

21世紀の女の子のNちゃんのレビュー・感想・評価

21世紀の女の子(2018年製作の映画)
3.3
「自分自身のセクシャリティあるいはジェンダーがゆらいだ瞬間が映っていること」を共通のテーマに、各監督が1編8分以内の短編として制作。
1980年代後半~90年代生まれの新進女性映画監督15人がメガホンをとった短編オムニバス映画。


「ジェンダーが揺らぐ瞬間」がテーマらしいけど、カメラを撮る撮られるシーンが多く使われている=誰かに見られる自分、見られている自分はどう見える、みたいなことが言いたいのかなって思った。

1話、8分以内ということで見やすいのだが、この終わり方のあとが気になる、この続きが見たいのに!、という所で話が終わってしまうから、だからなに!?っていう不完全燃焼。
余韻が残るというより、後味が悪いって言い方のほうが正しい気がする。

結局21世紀の女の子たちは、自分が何者であるのか何者になりたいのか模索する中で、挫折や苦悩を味わいながら、ちゃんとした答えを曖昧にしながら、それっぽい人生をそれっぽく、でも自分が納得していればそれでいい。みたいな生き方が多いのですかね。

なんだかんだまだ今の世の中ジェンダーばかりでもない気がするけどね。
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