21世紀の女の子の作品情報・感想・評価

「21世紀の女の子」に投稿された感想・評価

【誕生の話】

ようやく巡り会うことができた。

『21世紀の女の子』観ました。

山戸結希監督が企画・プロデュースを手がけた、15人の女性監督によるオムニバス映画。
「自分自身のセクシャリティあるいはジェンダーがゆらいだ瞬間」をテーマとした短編映画。
21世紀の女の子の、女の子による、女の子のための映画。

自分がひとりの女子であることを誇るつもりが、それぞれの短編には性別なんて軽々と超えていく潔さがあった。“女の子”を突き詰めた結果、新たな“女の子”の定義・価値観が生まれていた。私は暗闇の中で映画といっしょに革命を見つめていた。

印象的だったいくつかの作品について語りたい。

『回転てん子とどりーむ母ちゃん』

メリーゴーランドのような短編集の中で唯一ジェットコースターとして荒れ狂っていた作品。丁寧な暴力性。最高すぎる。思わず立ち上がりそうになった。
それもそのはず、これは山中瑶子監督の作品なのだ。『あみこ』で衝撃を受け、必然的に大ファンになってしまった監督。私はあなたと映画の中で出会うためにこの作品を観たんだ。
『あみこ』がロックなら、これはロール(回転)する映画。『あみこ』の勢いが偽物でも偶然でもないことが証明された。山中瑶子監督はきっとこれからも映画の中でロックンロールを叫び続けてくれる。

『out of fashion』

「見とれた」という表現をこれほどまでに使いたいと思った映画はない。映画ではなく、一枚一枚の画として観たい作品だった。でも、だからこそ映画として最も贅沢な方法で出会うことに価値を感じたりもしたんだ。
“fashion”は着飾りカモフラージュすることだと思っていた。でも、本当は、削ぎ落とし正直になる行為だった。この作品とファッションデザイナーでもある東佳苗監督が教えてくれた。気付かせてくれた。

『離ればなれの花々へ』

この作品について語らずにはいられない。映画に夢を見る21世紀の女の子のために立ち上がった山戸結希監督の作品なのだから。
静かに渦を巻き起こして15作品を見事に収束させるフィナーレ。台風の目にいる3人の女の子たちは興奮の中にいながらもどこか穏やかに見える。彼女たちは運命を知っている。「女の子は自由だ」という運命を。
「私は世界で一番孤独な女の子になりたい」
短編集のラストに登場したスクリーン一面に広がるお花畑の美しさに震えながら、突如訪れる暗闇の暗雲に安堵する。
私はもう知っている。これは、弱音の吐露なんかじゃない。決意表明だ。
タイトル『離ればなれの花々へ』の真意が暴かれた時、静かに潤いを感じる。女の子こそ泣ける映画なのではなく、この映画で泣ける人はみんな心の中に“女の子”を秘めているのだ、と。この革命に涙を灯すことを許してくれた山戸結希監督。ありがとう。

『エンドロールアニメーション』

エンドロールでありながら、すべての女の子たちに捧げられたオープニングロールでもある。アニメに登場する「とるこ」と「みるこ」が出会う瞬間。それは、映画と自分が初めてひとつになる瞬間だった。
綺麗事に頼らず、15人の監督が自分の中の“美しさ”を信じ、表現し、形にする過程で生まれてしまった傷にそっと絆創膏を貼りたくなるような。
主題歌の中で繰り返される
LOW hAPPYENDROLL.
エンドロールは鳴り止むことを知らない。

映画鑑賞中、15作品それぞれのタイトルがテーマとなった詩を読んでいる感覚にもなった。言葉で表現できない域まで追い求め、あるいは切り拓き、“女の子”がひとりの“個人”に花開く。もしかしたらこの映画は15人の監督のドキュメンタリーでもあるのかもしれない。

21世紀の女の子へ。
誕生日おめでとう。
生まれてきてくれてありがとう。
革命を起こしてくれてありがとう。

『21世紀の女の子』
それは、今を生きる私たちが地球に降り立った瞬間から待ち望んでいた“観念”の映画。

このレビューはネタバレを含みます

「離ればなれの花々へ」でずっと泣いてた

女の子も男の子も、「女の、子」
鍮

鍮の感想・評価

3.6
「Mirror」「out of fashion」「愛はどこにも消えない」「セフレとセックスレス」「離ればなれの花々へ」

離ればなれの花々へで全部持ってかれたけど、女の子は美しくて、儚くて、脆くて、やっぱり難しい生き物だという事だね。
genie

genieの感想・評価

4.3
400本過ぎにして初レビュー

自分のために作られた映画ってなかなか出会えないけど、この映画は間違いなく自分のために作られたんだなって思えた。
短編だからそれぞれ感じることは違ったけど、時期によって刺さるものは違ってくるんだろうな。また見直したい。

個人的には、高校のときに同じときに出品した映画甲子園で見て、憧れてた松本花奈さんが監督されてる映画をまた見れて胸アツだったのと、大好きなモトーラちゃんが最高に可愛く撮られてて大満足
松本花奈監督の橋本愛を見に来たのだけど

期待に応えてもらえたけど


三浦透子さんにやられてしまったなぁ
テラ

テラの感想・評価

3.5
『女の子』をテーマにした短編のオムニバス映画。

自分の知ってる女の子は、ほんと一部の表面的な部分なのかもしれないと思った。

全体的に理解し難いところがあり、きついかったところもある。

石橋静河と橋本愛がやはり演技上手だなと。
シュウ

シュウの感想・評価

5.0
このタイプの映画に非常に弱いです!

また良作に出逢ってしまった。

満点!
tooiooh

tooioohの感想・評価

3.7
シネマ5
Cana

Canaの感想・評価

-
最後の大森靖子の曲が沁みた
やってしまいました(-.-;)(-.-;)

通常、
鑑賞前はあまり飲み食いしない私なのですが、
本作鑑賞前、打ち合わせがあって、コーヒーとか色々と口にしてしまったため
尿意をもよおさないようにマメにトイレへ行ってたんですが、
最も楽しみにしていた
「夏都愛未監督の珊瑚樹」を前に腹痛’`,、(’∀`) ’`,、
ファーストカットしか観られませんでした
          ( ´-ω-)
なんてバカなんでしょう。
鑑賞中に腹痛に襲われるのは長い映画館人生において二度目
前回は”永遠のゼロ”内でした。
単純に尿意をもよおした事も一度ありました。
エイリアン3の時です。しかも、イイシーンでトイレに(-.-;)
確か馬車道の劇場だったなぁ・・・
老いと共に、腹痛コントロールが出来なくなっちゃったんだなぁ・・・
映画館で最も恐ろしいのは席を離れること。
私は、
ポップコーンのポリポリ音とかは気にならないタイプなんですね。
それこそが映画館なのでね。
しかし、
スマホの明りと席を離れる際のスクリーン横切り、
これだけは許せないワケでね。
まぁ、本作鑑賞時は最後列の端っこ(やや鑑賞前から不安があったため)だったので
まず、誰かにご迷惑をおかけしたってことは考えにくいですが、
本来、
最も忌み嫌う行為であることは間違いないです。
もし、
私の所為で集中力切れた方がいたらスンマセンでした。(-.-;)(-.-;)

結構アチコチで観損ねて、
ようやくタイミング合っての鑑賞だったのに、
どこかでリベンジしたいものです。
しかも珊瑚樹までの作品たち、
すげ~~良かったのに・・・(-.-;)(-.-;)



19.5.9     横浜シネマジャック&ベティ






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