ルサチマ

多十郎殉愛記のルサチマのレビュー・感想・評価

多十郎殉愛記(2019年製作の映画)
4.2
多部未華子を初めていいと思った。
刀の怖さを強調するための演出。刀を抜く仕草を多十郎は中盤まで一切しない。抜いた瞬間先端に光が当たり、その鋭利な鋼の塊にヒヤッとする。素晴らしい。
殺陣においても竹藪を用いた観客に立ち位置を把握させない死角を作ると同時に無謀なまでの追っ手の数の悍ましさをロングショットで捉える。
久しぶりに現代映画の時代劇でキレキレの死闘を垣間見れた。
フレーム内フレームとそこから脱するための演出も良かった。
それだけにラストのエモーションの煽り方は余計に映ったのが残念だが。