原作未読。
極彩色でギラッギラした映像と、鳴り響くビートの応酬、欲望に身を委ね弾ける肉体が画面から溢れ出てしまいそうな、とにかくわかりやすいぐらい「若い」エネルギーが爆発した、わかりやすいぐらい「今」っぽい雰囲気全開の映画だった。
…毒々しい色をした、めちゃくちゃ甘くてシュワシュワとキツイ炭酸の、たまに無性に飲みたくなるあのメロンソーダのような、そして後半の抑えたトーン(前半と比べてだが)とのギャップはまさに気の抜けかけたソレのようで、500mlもあればさすがに飽きてくるなという気持ちと、そんなのも余裕で飲み干せた頃を思い出して感慨深くなった。