Kinakosan

チワワちゃんのKinakosanのネタバレレビュー・内容・結末

チワワちゃん(2018年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

海外セレブミュージシャンのMVみたい。チワワちゃん、かわいい。自分の関心のあるかわいさとは違うけど、断然かわいい。まるでまぼろし。

全くもってあんなバカ騒ぎに共感なんてない訳ですが、笑、必ずパーティーには終わりが来るから、どんなに華やかで楽しくて、何も考えないで踊り狂っていても、お金は無くなるし、歳もとる。それは誰でも同じなんだな。嫌悪感もありつつ、それは若さへの嫉妬なのかもしれないし、儚さを感じずにはいられない、なんとも複雑な気持ちにさせられる。

パーティーは一瞬で、その後は現実が待っているだけ。吉田くんをミキが訪ねるシーンが1番表してた気がします。吉田くんだけが、本当は現実を受け入れられないのかもなぁ。

若気の至りというのもなんか違う。みんなが本当にいつまでもこんな感じでいられると本気で思っている訳ないし。いや、思ってるのかな、、、。わからない、笑。

チワワちゃんの死が、遠くの火事をすぐそばで起こっているように感じさせる。

映画の中の話、浮世離れしてるんだけど、解決しないで終わる、しばらくすると忘れ去られてしまう、なんかリアリティを感じる。親しさも現代ではどんどん形を変えてしまう。そういうところもリアリティあるなぁと。本名知らないとか、SNSでしか繋がってないとか、あんなに一緒にいて、相手のことを何も知らないとか、、、。

良いとか悪いとかじゃなく、自分的には良い作品だなと思いました。共感はいっさい無いんですけど、笑。
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