Shaw

チワワちゃんのShawのレビュー・感想・評価

チワワちゃん(2018年製作の映画)
3.9
 めくるめく、強烈な光彩美。"和製「スプリング・ブレイカーズ」"という言葉をよく耳にしたので見たが、ドンピシャ!この表現は秀逸すぎる。

 豪華キャストが踊り狂う閃光と狂乱のパーティー。600万を手に入れた彼らは、若者の刹那的な青春を謳歌する。

 だがメンバーの一人の女性が惨殺され、門脇麦のインタビューからそれぞれの思いが語られていく。
 時系列は主に三つ存在し、そのストーリー展開もわりとうまい。こんがらがりはしない(途中で出た浅野忠信が蜷川美花の「フォロワーズ」と役柄がほぼ同じでビックリ)。

"そっからもう、ヤリまくりだよね"
チワワと男がやるところを超早送りで見せてるシーンが明らかに「時計じかけのオレンジ」のそれ笑

 他に類を見ない異様なカメラワーク(閃光とカット割、手持ち撮影のブレ感、疾走感がすごいヨ)

 邦画において唯一無二の作品。これをまさか日本映画としてみれるとは...監督何者

 そしてだんだんと実感が湧いてきたが、門脇麦が出演する映画は大体良作。
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