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チワワちゃんのakihiko810のレビュー・感想・評価

チワワちゃん(2018年製作の映画)
3.3
gyaoでざっと視聴。岡崎京子の短編マンガ原作(未読)

「チワワちゃん」と呼ばれた少女が居た。若者グループのアイドル的存在だった彼女が、東京湾でバラバラ死体になった。残された仲間たちが彼女の思い出を語り出すが、誰の思い出も食い違い、誰も彼女の本名すら知らなかった。では、彼女の存在とは、一体なんだったのであろうか…?

過剰すぎるカット割と演出で、パリピの空疎感あふれる青春を描いた作品。「チワワちゃん」という空虚な青春のアイコンと、その青春との決別。

この監督(二宮健)作品は「リミット・オブ・スリーピング ビューティ」を見たが、同じように過剰な演出だったので作風なのだろう。ただ本作の方が演出が鼻につかなかった。

私は映画なんぞ見てるのでパリピではないが、若くて勢いがあって、それでいてどこか空虚でそれでも輝いている…そんな青春時代を少しは過ごした記憶があるので、その空気感は共感した。
若い人にしか取れない映画だと思った。しかし過剰すぎるこの監督の作風は、観る人を選ぶだろう。私は「どちらかというと好みではない」だけど
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