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チワワちゃんのjozeのレビュー・感想・評価

チワワちゃん(2018年製作の映画)
3.0
ずっと観たかったのに、劇場公開期間約一週間、レンタルすらどこにも置いてない、田舎勢の救世主GYAO様、ありがたや〜。

この監督は、トレインスポッティング(ダニーボイル)とKIDS、ガンモ(ハモニーコリン)から絶対影響受けてそう。現金強奪、曖昧な人間関係、愛のないセックス、根拠のない自信、演出の節々からなんとなーく匂ってくる。

岡崎京子原作、若手実力派勢揃い、同じ年代(20代前後)に観ていたらきっと、エモい、エモいと騒いでたんだろうけど、、、。スローモーションの多用に確信犯的な何かを感じ、お洒落な映画と思われたい、エモいと言って欲しいが大部分を占めていて、少し疲れた。マルジェラのTシャツも発見!いいねの搾取。エモいの搾取。

無鉄砲な若さと尖りは共感する所が多く、友達の友達は皆友達的な、本名も知らない人達とよく遊んでいた事をふんわりと思い出した。今どこで何をしてるんだろうか。
タバコを吸うシーンがやたら多い、もれなく全シーンダサかった。同じ頃の自分をみてるようで、何だか恥ずかしくなる。あのイキった吸い方、ダメ、絶対!これが演出なら、とてもお上手。

門脇麦のツンツンぷんぷんしてる役は見飽きたけど成田凌の真正クズ役は最高。ヨゴレ役やら変態役やら、なんでもござれな姿勢に高感しかない。チワワちゃん(吉田詩織)は劇中もリアルも、あなたは何者感。
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