ユースケ

カンフートラベラー 北腿のユースケのネタバレレビュー・内容・結末

カンフートラベラー 北腿(2017年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

エイリアンに対抗する唯一の手段はカンフーだったはずなのにエイリアンにボコボコにされるカンフー・ロボット達。

前作より強い新種のエイリアンが登場し、前作で手に入れた南派のカンフーの極意だけでは足りないので北派のカンフーの極意も手に入れようとロボットになったタイガー・チェンが再び過去にタイムトラベルするという前作の努力を台無しにした前作の存在意義が問われる続編。

ストップモーション・アニメーションを思わせる前作よりもチープなCGで描かれた新種のエイリアンにはガッカリさせられましたが、前作で使い過ぎたスローモーションを抑えたり、落雷によって記憶を失い、バカでアフロになったロボ・タイガー・チェンによるコメディ要素を追加したり、前作よりは楽しめる作品になっていると思います。

とりあえず、銃弾を蹴り飛ばすシーンがスローモーションを使い過ぎだったり、必殺技の幻影脚がCG全開だったり、みどころであるはずのタイガー・チェンのカンフーが台無しなシーンはありましたが、ロボ・タイガー・チェンが探していた伝記に書き記されし北派のカンフーの達人がロボ・タイガー・チェン自身だったというラストの展開はグッときたので良しとしましょう。

【カンフートラベラー 南拳】も【カンフートラベラー 北腿】もタイガー・チェンを活かしきれないつまらない作品でした。
どうせだったらカンフーの達人もラスボスもヒロインも全員タイガー・チェンが演じてジェット・リー 主演の【ザ・ワン】みたいなボンクラ映画に仕上げて欲しかったです。