20世紀初頭のロシア、山間部の寒村付近で村人に追われるひとりの男、木々の影に隠れて逃走を図ろうとするが敢え無く男は追っ手に捕らえられ村へと連行される。村には長老が待っていて村人たちは口々に火あぶりの刑に処すべきだというが、ってところから始まる「墓場ジョーク?」ってお話。
最初からほぼ全てが伏線になっていて伏線に次ぐ伏線でそれがあまり恣意的に感じない自然な作りになっているから見ていて嫌な感じはしない。
けど、それがそのままこの映画に対しての高評価に繋がるかというと、それはそれ、諸手を挙げて称賛するほどでもないというなかなか評価の難しい作品。
まぁ、そりゃあ予算的なモノもあるしホラーというよりサスペンス的な作りになってるから、血みどろグチャグチャを求めてはいけないのも分かる。
ロシア産ホラー系はどれもちょっとヌルいんだよなぁ。早くグチャドロあいたたな一本を提示して欲しいよね。