噛む力がまるでない

ウタモノガタリ CINEMA FIGHTERS projectの噛む力がまるでないのレビュー・感想・評価

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各作品の雑感を。ほぼ文句です。あしからず。

「ファンキー」
相変わらず石井裕也のテーマに対する不誠実な作りには心底腹が立つ。こういうのが一番の悪。
ペラッペラのペラペラ。ダメダメのダメダメのダメダメダメ。マイナス5000億点。
岩ちゃんたちは悪くないと思いたい。

「アエイオウ」
冒頭の説明台詞の組み立てが絶望的に下手なため、まったく入り込めず。
学生さんが撮ったんなら別にこれでいいんですけど。

「幻光の果て」
山下健二郎くんが感じる幻光の演出がレフ板っぽくてなーんか、なーんかなあ。
加藤雅也さんに支えられてるという感じ。

「Kuu」
一番よかった。動物とか野生を表現したかったのかなと。舞踏を使ったところがLDHらしいしね。でもせっかくノンバーバルなのにラストに歌詞つきの曲が流れるのは企画上しょうがないとは言え、壊してると思った。
麿さん出してるんだから舞踏もっと見せて……。

「Our Birthday」
はいはい、オシャレオシャレ。

「カナリア」
満足度はまだ高め。一本目に比べればテーマに対してぜんぜん誠実ですし、恐ろしさもちゃんと感じられましたし。
塚本監督さすがだなあ。TAKAHIROの顔つきも悪くなかった。

全体、映画としては当然ですがファンムービーとしても結構キツいと思います。個人的には宝探しみたいでそこそこ楽しかったですけどね。
自分とこのタレント使ってこういったアート系の作品を作ろうとする姿勢は評価したいし、めげずに頑張ってほしい。もっと突き抜けてほしい。