prisky

キャメロット・ガーデンの少女のpriskyのレビュー・感想・評価

4.1
20年ぶりくらいに再度鑑賞。

相変わらずあの街の住民は糞で、相変わらずミーシャ・バートンはかわいかった。

屋根の上で遠吠えするデヴォンを、はじめて見たとき、震えるほど共感した。

娘を自分の政治活動の道具としか見ていない父親。娘そっちのけで自分の欲望ばかりを優先する母親。つまらぬ選民思想をもち、誰かを見下すことで自尊心を保とうとする街の人間。

それらに抗いたい。彼らが人間ならば、わたしは人間ではなく、犬になって遠吠えしよう。

芝生をもつものと、芝生を刈るもの。もつものはBBQしながらテレビで戦争の中継を見る。またその子どもは戦争ごっこに夢中。でも、刈るものは戦争で身体の健康を奪われ、戦争に大きな影を落とされる。

タオルとクシのシーンは何度見ても涙がこぼれる。でも、それがなんの涙か、よく分からない。
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