白石監督、ARATA、タモト清嵐くん出席の先行上映会にて。
三名は若松組の後輩や常連なだけあって、若松監督の挙動を本当によく見ていた方々なんだなと。
本編もさすが面白いです。ヤクザ上がりの若松監督は「ぶっ殺したい奴を映画の中でぶっ殺す」人。
70年代初頭の学生運動も盛んな頃。じっとしていられない若者たちは、イかれてるしメチャクチャ。
映画を通してメッセージや思想を伝えたい者、そんなものないがただ映画を撮りたい者。
彼らは映画作りを通して笑いや怒り、遣る瀬無さ、色々な感情を産む。
人間関係やストーリーは分かりづらく散漫な印象もあるけれど、ごちゃついたまま突っ走ってたのがあの時代なんだろうな。
若松作品はピンク映画時代のものって全然観たことがないので、観てみたくなる。
ゲストの皆さんのトークショーより。
高崎がロケ地の一部であり、上映会場の高崎電気館も劇中に登場、カンヌ映画祭のシーンだと明かしていただきました。
白石監督曰く若松監督と一緒に「料理ばかり作っていた」とか、ARATAの演技に満島真之介が「若松監督そっくりだ」と泣いてしまったとか。
オバケこと秋山さん御本人が先月お亡くなりになっていたのは悲しいです…合掌。