ブタブタ

止められるか、俺たちをのブタブタのレビュー・感想・評価

止められるか、俺たちを(2018年製作の映画)
2.5
若松孝二監督が嘗てやった事、即ち「浅間山山荘事件」を極点とする一連の連合赤軍テロや更には現実のテロリストも含め虚実交えて映画で撮る。
若松孝二監督自身を役者が演じてフィクションを交えて映画にする事に意味はあるのかないのかとか小難しい事を考えたりしましたが、率直な感想としてやっぱり若松孝二監督作品の方が面白いな~と。
そりゃ「テロ」って言う本当に国家や世界に対して実際に爆弾投げてる人達の話の方が映画として面白いし。
もう今嘗てあった様な「テロルの季節」なんてものはないし、ならいっその事実在の人物を使った完全にフィクションのお話しの方が面白い。
『カメラを止めるな』って「映画内映画制作映画」の傑作を見てしまった後なので(比べるのが間違いかも知れませんが)もっと若松孝二監督がやった様に無茶な事しちゃえばよかったのにと思います。
「映画の中なら警官をいくらぶっ殺してもいい」と言った若松監督。
吉積めぐみさんの生涯は確かにドラマチックだったけど若くして亡くなったと言う事がなければ果たして映画として成立したか。
義経は実は死んでおらず大陸に渡ってチンギス・ハーンになったって伝説みたいに吉積めぐみは実は死んでおらず中東に渡り重信房子になったとか思い切りフィクションに振り切れた話しをやって欲しかった(アホな事言ってますが)
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