山Q

人間の時間の山Qのネタバレレビュー・内容・結末

人間の時間(2018年製作の映画)
4.7

このレビューはネタバレを含みます

終始宗教ぽい雰囲気は苦手だが、今作に、出てくるヤツが分かりやすくクズで糞みたいな心情や本能のみの行動に引き込まれた。
序盤の部屋と飯に難癖つけるあたりはいちいち細かい平民に違和感。
飢餓によるパニック映画は久しぶりで興味深かった。
どうせならとことんグロく描いて欲しかったがちょっと描写が弱かったのが残念。
隠れている人を斧や包丁で粗く惨殺していくシーンは通り魔的でリアルに怖い。
ただ設定とかは不謹慎極まりない。
インパクト的には結構なもの。
ミッドサマーなどのちょっとおかしい狂った映画が大流行する世の中だが、この作品の万人受けは難しい気がする。
ラストまでなかなかの鬼畜。
ナスビ似のヤクザがええ感じと思ったら網に囚われた男の主人公だった。
予備知識あまりなく見たのでどこかでみた日本人女優が主演なのも驚いたしオダギリジョーがいたりチャングンソクがいたのが驚いた。
ビンタが効果的に使われていた。
母国語を無視して成り立つ会話の設定は面白いしチャングンソクの片言も何か良い。片言日本語はお嬢さんを思い出した。
山Q

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