つるぎたけし

人間の時間のつるぎたけしのネタバレレビュー・内容・結末

人間の時間(2018年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

舞台設定は一見ファンタジーかと思えるようなものであり、韓国語と日本語が相互に飛び交う状況でありながら特に通訳を介す事なく強引に話が進んで行くので、乱暴な作品なのかと思いきや、実際は社会の縮図そのものと言って過言ではない世界観となっている

強者が弱者から搾取し、その弱者が更なる弱者を虐げる
野望が大きいと欲望も大きくなるという作中の台詞が刺さる

基本的にどの登場人物にも不平不満を抱き、なおかつ搾取する人間の本能に従った行動が真っ直ぐ過ぎる行動で鑑賞者の心を抉り出す

政治家息子の綺麗事言う癖に、ちゃっかりおこぼれにはありつく姿は見ていて本当に吐き気がすると同時に、ある意味で本当に人間らしいと言えるかもしれない

最後の意地悪とも言えるオチも、ある程度予想できてしまった自分が嬉しいやら悲しいやら