風来坊

ショウダウン 不死身の弾丸の風来坊のレビュー・感想・評価

2.0
フィリピンのマニラを舞台に、 元刑事の私立探偵が因縁の相手である通称レイスと呼ばれる犯罪組織の大物を追うアクション映画。主演はロシア出身のタフガイ、アレクサンダー・ネフスキー。

B級アクションスター、アメリカ版料理の鉄人のホスト役でお馴染みのマーク・ダカスコスが監督を務めるという貴重な映画。もちろん出演もしています。
他の出演者も「スターシップ・トゥルーパーズ」のキャスパー・ヴァン・ディーン、おばさんでもセクシーおっぱい健在のティア・カレル、アジア人の悪役ならこの人ケイリー・ヒロユキ・タガワ、女性B級アクションスターで80年代後半から90年代に香港映画で活躍したシンシア・ロスロック等でB級映画好きにはヨダレももののキャスティング。

B級アクションスターが監督なので仕方ありませんし意図しての事でしょうが、全編に漂うB級臭は凄まじい…。80年代のアクション映画かと思う古臭い演出と展開はB級映画に狂った私には懐かしさを感じてしまう…。B級アクション映画に数多く出てる人なのでB級アクション映画を知っているのでアクションをコンスタントに挟む展開を熟知しているかと思いきやそうでもなく地味過ぎ…。

ロシアが生んだ最強タフガイという触れ込みの主演のアレクサンダー・ネフスキーというデカブツ。デカブツの宿命か動きはかなりもっさり…。それではデカブツパワーを生かしたアクションをと期待するがあまりない…。ストーリー展開ももっさりで地味…そうかと思えば唐突に登場の仲間を引き連れ敵の本拠に突撃と雑さも極まる…。冒頭では大物の悪党感を醸し出していたレイスが終盤では小物感…。

クライマックスの戦闘はまずまず楽しめる。B級アクション好きの私はまずまず楽しんで観れてしまい自分の感性に恐ろしいものを感じていますが、一般の方は面白くなくて危険な映画と思いますので避けた方が良いと思います(´・ω・`)
風来坊

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