竹野康治郎

騙し絵の牙の竹野康治郎のレビュー・感想・評価

騙し絵の牙(2021年製作の映画)
3.7
塩田さん著者の小説が原作になります。ちなみに原作は読みました。また今回はブックマちゃんにてジャガモンド斎藤さんに映画と原作に語ってもらってますので、ぜひご覧ください。

https://youtu.be/C-JX6_kx35E

まずは流石の斎藤さんの感想であり、わりと感想が近いです。ただ、予告編にある騙し合いバトルはちょっとハードルを上げた感じがしました。というのはバトルになっているのか!という点になります。交渉や目的といったものにおける策略ではあるので腹の底が見えない感じはありますが、バトル感はちょっと薄いなと思いました。

ただ物作りをしている人にとっては突き刺さる言葉が多く、刺激を受ける映画でしたし、面白かったです。テンポも良かったですし、明らかにわかる違和感の演出などはちゃんと疑問符がつく演技と展開があり、それをちゃんと回収する作りは良かったと思います。

本作は小説自体が大泉洋さんを当て書きしており、その雰囲気はよくできていたと思います。マスカレードホテルも木村拓哉さんをイメージして主人公は作ったと東野圭吾さんもいうように小説と映画を楽しめる作品になっているので、ぜひどちらも触れてもらえると非常に嬉しいです。

2021年公開作品  8作目
竹野康治郎

竹野康治郎