にっきい

騙し絵の牙のにっきいのレビュー・感想・評価

騙し絵の牙(2021年製作の映画)
3.4
お色気シーンはありません。

登場人物全員嘘つきと印象的な予告で楽しみにしてた作品。

大手出版社のパワーゲームの話し。
まず予告では大泉酔う…、もとい大泉洋が主演みたいになってますけど、実際は松岡茉優ちゃんが主人公です。
そこからして騙されてるんですが、社長と常務の権力争いもあからさまで、嘘つきって感じてはなかったかなぁ。
コレって小さい仕込みを積み重ね、最後に大どんでん返しのあるような構成でも無いし。
インターネットの普及で、昔ほど本の売れない時代に、出版社がどうやって生き残っていくか?
あの手この手で話題を作る辺り、テンポも良くて楽しかったです。
広告収入で成り立ってるのに、広告飛んでも話題になる事を優先して、犯罪を犯した人の作品を使う一種の炎上商法もなるほど、と思いました。
勿論犯罪を犯した人に已むを得ない事情があって、同情の余地があればこそ。
飲酒運転で轢逃げしたあの人や、麻薬を使ったあの人とは事情が違うw
もう一つモノを売るために大切な事は付加価値をつける事。
今作ではAmazonで専売する事で、世界中の誰もが同じモノを手に入れられるようにする事と、他のどこにも無い、そこに行かないと買えないモノを作る事と言う、真逆の2つの方法。
全体的に面白かったんですがストーリー思い出しながらレビュー書いてたら、気になる点が1つありました。
劇中あるミリタリーマニアが3Dプリンターで自作した拳銃を発砲する事件が起きるんですが、一体実包は何処から手に入れたんでしょう?w

遂に京都ても4月25日から3度目の緊急事態宣言が出される事になりました。
今回は昨年並みの厳しいさになりそうで、まだはっきり分からないけど映画館も休業しそう?
東京や大阪も同じだとすると、また新作が延期になるのか?
そのうちディズニーのように劇場公開を諦める作品が出てくるのではないか。一体何時になったら治るんでしょうか…。




*********鑑賞記録*********
鑑賞日:2021年3月27日
鑑賞回:17:45〜19:50
劇場名:TOHOシネマズ二条
座席情報:SCREEN8 Z-10
上映方式:2D
レーティング:G
上映時間:113分
備考:公開初週週末観客動員数4位
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