Aoi

旅のおわり世界のはじまりのAoiのレビュー・感想・評価

旅のおわり世界のはじまり(2019年製作の映画)
3.6
東京国際映画祭にて鑑賞。

個人的行きたい国トップ5に入るウズベキスタンが舞台ということでずっと観たかった作品。

主人公の葉子が少女のような風貌で、本当にやりたいことと現実のギャップに悩む姿が前田敦子にハマっていた。歌唱シーンの求心力はさすがのあっちゃんだなと感じる。

有名なサマルカンドのレジキスタン広場やナヴォイ劇場だけでなく、地元の市場や公園なども出てくる。回転アトラクションは演技じゃなくて本当に辛そうだった…

映画ではさらっとしか出てこなかったけど、ナヴォイ劇場にまつわる日本兵捕虜とウズベク地元民の交流の裏話は本当に泣けるんだよね…
(テレビ班もっと事前にリサーチしとけよといちいち突っ込みたくなる苦笑)

上映後のQ&Aによると、葉子が街を彷徨うシーンは現地で行き当たりばったり撮影したのではなく、監督がきっちり計算していたとか。
慣れない異国の地あるあるがたくさん詰まっていて思わず共感してしまうところも本作の魅力。

何を言っているかわからない、怖いという理由だけで周囲を遮断していた主人公。
本当に心を開いたとき、文化を超えて人と人が交わる瞬間の素晴らしさを感じる。