旅のおわり世界のはじまりの作品情報・感想・評価

上映館(16館)

「旅のおわり世界のはじまり」に投稿された感想・評価

なご

なごの感想・評価

3.7
さんぴがあるのも納得
でもおもしろかった
捉え方見る人で全く変わってくるな、てかイッテQやんイモトわん
回転アトラクションの暴力的で無機物な回転運動を永遠と見せられる気持ち悪さ、観ているこっちも目が回ってくる、正に拷問器具の映像体験。かつてアイドル活動をしていた前田敦子の体験はコレであると言わんばかりに当時の体験をマシーンに置き換えられて表象する。

たまたま見つけた、柵に囲まれながら飼わるヤギに自己投影し過ぎの件に笑い。ヤギと別れる際の背景にある電柱が三つ並んだロングショットが美しかった。カメラ片手に見つけた猫を追い掛ける意味の分からない映像からの迷子など、動物が絡んだ珍妙なシーンが楽しめた。

ラインをしている人間を只々映しているくだり。ラインの内容が描写されないから客観するしかない。そのラインだけをする人間の姿は小さく、スマホの狭い世界にしか目線を落とさない様子が滑稽に見えてしまった。今こうやってTwitterをやっている姿も滑稽なのだろう。
BB

BBの感想・評価

-
中谷美紀がクロニック・ラブ歌ってたアルバム「私生活」の頃の閉塞感から1ミリも動いてない。世界はもうちょっとやりとりの仕方を変えたと思うぞ。
Tyga

Tygaの感想・評価

3.5
正直、1回目の「愛の讃歌」が微妙であったり、ヤギを逃がそうとしているところとか、コンビナートの火事を「原発!」というところとかノイズも多かったのだけれども。
でもクロースアップが魅力的だからよい。
そして旅の魔力みたいなのが詰まってると思う。

旅は「いつも通り」が通じないし、効率化できない無駄な回り道が発生する。
最初の夜なんか最初からプロフ食べたら外に出なかったかもしれない。最初の夜に出かけなかったらヤギなんかに出会わなかったかもしれない。

でも、「いつも通り」じゃない中で、「いつも通りのこと」とかが出来た時、ひいてはなんか「そこでの生き方」みたいなのをちょっと心得た時、なんか自分が広がった気がする。

監督もそういうことが言いたかったんじゃないかな、と思った。別の「世界」でも生きられる自分を見つけたみたいなお話だと思う。

プロフは居酒屋のコースのシメで出てくるみたいな味と量で美味いけど、次の日に胃にもたれる。
後、去年の夏に行ったウズベキスタンはマジで治安が良くて、夜道をひとりで歩いても危険を感じなかった。
(ただ、街灯少ないからめっちゃ暗いし、よくわからん穴が道に空いてたりする)
Kazuma

Kazumaの感想・評価

5.0
染谷将太が作り出す雰囲気の悪さ。前田敦子の造形の不安定さ。ストーリーらしきものは有るような無いような。それらが織り成す居心地の悪さ。どうしても出ちゃう黒沢映画っぽさというか作家性。
これと比べたらクリーピーとか親切に思えるほど。最高。
日本語学校の学生にウズベキスタンから来た人がちらほらいて、休み時間とかに国の写真を見せてもらったことがあります。

もっと、装飾などがきらびやかな暮らしぶりの写真だったので、きっとお金がたくさんある方の学生だったのでしょう。

私の務める学校のウズベキスタンの学生は、勉強に追いつくのが大変そうな人もたくさんいました。しかし、友達と抱擁や握手が混ざった挨拶をしたり、スマホの着信音がイスラムのお祈りだったり、驚かされることも多々ありますが、基本的に皆明るくてとても良い人たち。

そんな学生たちの故郷を、あっちゃんに乗り移って探検しているような感覚で見ていました。


そして普通のブランコでも酔ってしまう私には、あの遊園地の乗り物はひどい拷問にしか見えず、自分だったらもう一日中使い物にならない状態になりそうで、見ていて恐怖でした。

腕も足も細くて、顔も体も子供のようなあっちゃんですが、何か惹きつけられるものがあります。
映画館の皆で、じっと隠しカメラで見ているような感覚も。

愛の賛歌も、様々な歌手の迫力と比べてしまうと物足りない感じはありますが、これはこれで危うさを含んでいて、聞き入ってしまいました。

何がおこるかわからない、異国の地での旅。
いいなー。
キャラ造形がテンプレ。展開はチグハグなツギハギ。絶叫ブランコシーンの丁寧さが狂気。随分ぼんやりとした顔の主人公で、グループアイドルっぽい。と思ったら歌めちゃ上手い。上手すぎて気持ち良くて最後寝た
主人公に共振しさえすれば、または彼女のファンであれば、肯定的に評価されることが予想される。

わたしにとっては1800円払って観る娯楽ではなかった。

感想を問われたらば、オーケストラが響きわたる歌唱シーンは、彼女だけの閉じた世界で、とても満足な表情をして歌う、閉から開かれるわけでもなく、閉じたまま終わる、恐怖をあおる演出をしたら彼女はサイコな女にうつる、だが本作ではしていない、それが逆に不気味で怖い。
suke18

suke18の感想・評価

5.0
しぬほど面白い
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