旅のおわり世界のはじまりの作品情報・感想・評価・動画配信

旅のおわり世界のはじまり2019年製作の映画)

To the Ends of the Earth(英題)

上映日:2019年06月14日

製作国:

上映時間:120分

3.5

あらすじ

「旅のおわり世界のはじまり」に投稿された感想・評価

まっすぐしか進めない主人公。言葉も通じないウズベキスタンで誰にも何も聞かずに自分の意思だけで進む。とても危なっかしい。

閉じた心が開いて、見えなかったものが見えてくる。
その瞬間を捉えた作品かな。

前田敦子さんって不思議な魅力がある。

主人公がバイクの後ろに乗って草原を駆け抜けるシーンがアッパス・キアロスタミ監督の『風が吹くまま』を思い出させる。

シンプルな物語。
ウズベキスタンを舞台にすることで、物語から無駄なものが省かれていて、主人公の気持ちの揺れがストレートに伝わってくる。
日本を舞台にしていたら、現実が作中のリアルの邪魔をする。
感じさせるものが一切ない異国だから、主人公にだけ集中できる。

まるで違う風景、文化、人々…その中をただただ歩く主人公や撮影クルーたち。彼らはどこに行っても異質。その姿は世界の中で。日本はちっぽけな国だと思い出させてくれた。

まあつまり、黒沢清監督の作品、やっぱり好きってことです。
あり

ありの感想・評価

3.7
色々と未熟な葉子がこの映画で大きく成長したかと聞かれるとなんとも言えないけど、きっと成長への一歩は踏み出してると思う。
最後の吹っ切れたような感じの表情がやっぱりいいなあ。

余計なお世話だろうけど、あつオタ的にはやっぱりアイドル時代の彼女と重ねて見てしまう。
というか黒沢監督もそれ狙ってると思うけど。

自分が見ているテレビのロケ隊がこんな雰囲気で撮影しているならちょっと悲しい。笑
なおみ

なおみの感想・評価

3.8
WOWOW録画。
ラストシーンの愛の賛歌、なぜここで?としか思えなかった。
途中、劇場で歌う愛の賛歌は、まぁ、分かる気がしたんだけど。

あっちゃんレポートうまかったし、異国でのドキドキ感とか、伝わってきた。
スタッフの三人もハマってたと思う。
主役の女性の成長を描いているのだろうが、その主演の女性がひどすぎる。ファン向けアイドル映画ならそういう感じのタイトルとポップさを出したらいいのに。支える四人の俳優が悲しく見える。せめてウズベキスタンの魅力を伝えてほしい。
ノウハウが確立されてない「世界ふしぎ発見」みたいな番組のロケ隊が海外で右往左往!気分の浮き沈みが激しいリポーターと現地の人を札びらで叩くだけのディレクターの組み合わせが生む地獄の空気をウズベクの景色が全然中和できてなくてよかった。なんだこれ。

前田敦子さんの「海外で現地の人に話しかけられても目を伏せて「No…」とかしか言わない日本人」の演技はめちゃくちゃリアルだったけど(身に覚えがある)、観客としてはあんまり愉快なものでもないし、結局なにか成長したのかというと別にそんなこともなさそうなので「お、おぅ…」となって終わった。
さすが黒沢監督、の一言。異国の心細さ、孤独でなければ向き合えないこと、他者との対面。緊張感の途切れないサスペンス(いやな予感の張り詰めた画面)、ブレイクスルーを掴むヒロインの造型がすばらしい。映画的な歓びに満ち溢れている!
黒沢版「風の吹くまま」と見たのだけど、果たして?
大感動。こんなにわかりやすくひとりの若い女性の
成長を面白く、楽しく、苦く描いたのか?
「愛の讃歌」、あれは原語訳の方の歌詞。あの風景にはトリッキーですが、
抜群の効果でした。

このレビューはネタバレを含みます

序盤で、これはもしやまさかのまともな良作?と思わせておきながらやっぱり清は清だった。
前田敦子演じる突撃ルポ番組リポーター(?)女子の成長譚かと思いきや最後までろくに成長してないし、それ以前に仕事で海外に来ている社会人としてあまりに幼稚で常識も責任感もなく、若く未熟なキャラクターだとしてもあまりにひどくて全く感情移入できなかった。

ウズベキスタンの異国情緒とか景色を楽しむにも、前面に出てくる芝居が邪魔すぎる。むしろ現地の文化やそこで暮らす人々への敬意が感じられず(山羊を放す?のくだり、最低だった)憤りすらおぼえた。
現地語どころか英語すらおぼつかないコミュ力のなさのまま、無防備な格好で知らない街の見るからに危ない場所を一人でビクビクしながらウロウロしても怖いことなんてなんにも起こらない・・・・。これ観て真似する若い女性が出ないかと母さんは心配です。

途中からはすっかり黒沢清の通常運転だと気が付き、劇場に迷い込み「もしやここで歌うの?」と思ったら本当に歌い出したので笑うしかなかった。
ラストにダメ押しでもう一度歌わせるほど愛の讃歌に思い入れがあるのなら、なぜもっとちゃんと歌える女優をキャスティングしないのか・・・。

「モヒカン、故郷に帰る」の前田敦子はすごく良かった。彼女は役柄によってはその独自のキャラが無理なく活きるのを知り、これからに期待したいと思っている一人だったのに、なんとも残念。少なくとも、この作品においても彼女の演技は悪くはなく、与えられた役柄を全うしているだけと思えた。
今後の彼女が良い出演作に恵まれることを祈る。
テレビ番組のレポーターとしてウズベキスタンで取材をする前田敦子ちゃんが演じる主人公。
旅先の魅力を伝えるのがお仕事なのに、現地の人ともクルーとも距離を置いて心を開かない。唯一の楽しみは東京にいる彼氏とのやりとり。
ラスト、彼女の表情が変わっていくところが良かった。クルーのメンバーが個性派俳優揃い。
旅行に出かけたくなるほど美しい風景。
愛の讃歌が心に響きました。
前田敦子xウズベキスタン
現場からのレポートは以上でーす。
スタジオにお返ししまーす。

映画というか、ウズベキスタンPR映像かな
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