いつの間にかたくさん放送され、どれがどれだかわからない中国産「西遊記」。本作は『モンキーマジック孫悟空誕生』『孫悟空vs白骨夫人』に次ぐソイ・チェン監督の「西遊記」3作目です。他に、チャウ・シンチー&ツイ・ハークの「西遊記」シリーズ(『はじまりのはじまり』と『妖怪の逆襲』)があり、さらにデレク・クォック監督の単発作品『悟空伝』があります。なお、クォック監督は『はじまりのはじまり』ではチャウ・シンチーの共同監督を勤めてもいます。どうです、ややこしいでしょ。
ただどの作品も、孫悟空の大暴れをチャイナ・マネーに飽かせた豪華CGで見せてくれて、暇つぶしにはもってこいでした。ところが今作は、冒頭の大魚のシーンが迫力の割には、途中から変なロマンスものになってがっかり。何度も寝落ちしてしまいました。
やはり悟空相手には大妖怪がいいので、次作(あるのかな？)「牛魔王&火焔山」編に期待しましょう。
