ヒラッツカリー

若おかみは小学生!のヒラッツカリーのレビュー・感想・評価

若おかみは小学生!(2018年製作の映画)
4.2


見る予定なんてそもそもなかった。
どうせ、児童向けだしょ??って。。。
ただ、ツイッターの映画好きの方々が絶賛されていたので(ここら辺の声は確かだと思っております故。)11時代で一回しか上映無かったので、ああここしかない!と。
日曜なので家族連れ多いかな、と思ったら結構年配の方、おひとり様の方も多くてなんかホッとしつつ。

ええ。
泣きましたよ。
僕なんか、泣くために映画館で物語に没頭しに行くようなものですけども。
思った2倍は泣いてしまいました。
おっこちゃんは、子供ながらにとても強いな、と思いながらもそれを支えてくれる人たちがいたからこそ旅館の若女将として奮起できてて。支えてるのは存命してる人だけでなく。彼女の心はだんだんと成長していく。その様をひとりの保護者(?)として見てしまい、もう号泣。
ホラン千秋さんも、設楽カイザー統さんもビッタシハマっていたし。おっこちゃんのご両親のやっくんが絶妙な不慣れ感がまたお父さん感がでていてw 杏樹さんもハマってたなぁ。
ラスト前のシーン。あの、ね。山寺宏一さんのあのお客様ね。もう山ちゃんが出てるだけでぼかぁ、ファンなので嬉しかったのに、、、どんどんと理解していくにつれ"そりゃあ無いぜ…"と心の中のサンドウィッチマンの伊達ちゃんばりの呟きが出るとともに目から水が流れに流れて…
劇場内、鼻をすする音がこだましておりました。

人の死、その後に残された子供、その成長と周りの人々の気持ち、友情、おっこちゃんの感情など。感じ取ってしまう。
これはもう大人の"児童書"、ん?そしたら普通のご本…
背景の美しさも、キャラクターの動き、キャラ立ちも素晴らしかった。
改めて、Twitterの映画好きの皆様に感謝。
良作です。
恥ずかしがらずに見たほうが良いです。ほんっと。
ヒラッツカリー

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