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若おかみは小学生!のRYOのネタバレレビュー・内容・結末

若おかみは小学生!(2018年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

評判になっていたので鑑賞。

一通りレビューも見て、観た人間にもネタバレをしてもらってから鑑賞に臨んだものの、やっぱり泣いた。

事故で両親を亡くした小学生の女の子が、旅館の女将である祖母と幼馴染みの幽霊に会い、若おかみとして奮闘する話。

キャラクター描写や心情など、ゆっくりと丁寧に描かれていてとても良かった。

おっこの芯が強すぎるとは感じた。
アカネ君の言う通り、頑張らなくていい時は頑張らなくて良いと言ってくれる大人も必要だったのかも。
とはいえ何処かで両親が生きているって思えて仕方がないと言っていたので、それが彼女を支えていたのかな。
その支えを無くすキッカケとしてのお客さんが加害者家族だったとは残酷だなぁ。
旦那は昏睡状態だったから仕方なかったかも知れないけれど、奥さんは相手方の事くらい知ってるだろと思った。
事故の影響で幽霊が見えるようになったおっこが、次第にそれを認識出来なくなっていた矢先の出来事だったので、一層孤独感が強かっただろうなと。
最後に木瀬さんを受け入れる一言にどれだけの覚悟があったのか。。。
それだけに、木瀬さんの反応がいちいち自分本意で腹立たしかった。

鈴鬼は鈴鬼で淡白過ぎたかな。
真月さん万能過ぎ!!
おっこ役の小林星蘭さんが自然な演技で良かった。

噂に違わずいい映画だった。
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