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若おかみは小学生!のkyonのレビュー・感想・評価

若おかみは小学生!(2018年製作の映画)
4.0
冒頭5分くらいで主人公オッコに何が起きたかわかる。そして悲しみからはじまる物語で、1人の少女が死を受け入れ自分と向き合い克服しようとする物語でもある。

だからこれ観ていてほんわかするようでいてかなりヘビーだし、オブラートなアニメの質感の中にがっつりテーマが織り込まれてる。

誰も拒まない湯を持つ旅館の若おかみになったオッコの周りはみな死や何かを失った人々が集うね。

そして哀しみを背負った人たちはまた人の気持ちによって哀しみを癒していく。

ずっと気丈に振る舞っていたオッコが最後の最後に泣いてしまったとき、知っていても涙が出てしまう。

予感と重なる伏線回収と死のテーマを柔らかく包み込む世界、そして幽霊と触れ合う時間、きっと私が本当に哀しみを背負ったとき見返してオッコと一緒に哀しみを癒し、克服したくなる作品。