このレビューはネタバレを含みます
自分には合いませんでした。
あくまでも「子供向けアニメ映画」の範疇を超えてないように感じました。惜しいです。🙇🏻♂️
ラスト10分くらいは良かったですが、それ以外が散漫な気がしました。
絵のタッチ自体が好きなタイプじゃありません。でも30分ぐらい観続けてると目が慣れて来る場合がほとんどなので、今作もそうでした。
マイナス点はそれ以外にあって、
❶序盤から説明的な台詞が多すぎます。
❷ピンフリのあの子のキャラクターにリアリティが無さすぎます。
あんな子が実際にいたら絶対にいじめられるでしょうし、「いかにもTVアニメのキャラクターだなぁ」って感じで気持ちが冷めてしまいました。⤵️
❸ビックリするリアクションが漫画的で全部同じ動きです。∑(゚Д゚)
ただ、アニメ映画として自分の好きな要素もかなり含まれてるんです。
①地道に汗をかいて働くシーンを描く
②料理を作って、旨そうに食べるシーン
この2点はやっぱりスタジオ・ジブリ出身の監督っぽいと思います。
それに
③子供が人の死を受け入れる
④大人になる成長過程で失うものはある
この2点って、生きてく上で必要不可欠なことだと思いますし、それをちゃんと描いているのは立派なことですし、
小学生にとって家族の死を受け入れるってなかなか難しいことだと思うんです。😫
2018年公開作品で「家族」👨👩👧👦がテーマの話が多いと思っていましたが、これもまさにそれでした。
⑤それに、PTSDのシーンは抜群に良かったです。🤦🏻♂️
明るい雰囲気が続く映画なんですが、基本的には可哀想な子の話なんです。
スコアはもうちょっと高くてもいいんですけど、期待値のハードルが高すぎたのでこれくらいにしておきます。🙇🏻♂️
実際には、
「努力すれば実を結ぶとは限らない。あんな簡単に旅館で受け入れられるか❗️」
って気もしますけど、それは大人のエゴだとも思いますから、🤔
小学生に教育的アニメとして観せるには良い作品に思います。
自分は2018年公開のアニメ作品で、
『犬ケ島』
『インクレディブル・ファミリー』
『リメンバー・ミー』
『未来のミライ』
『僕の名前はズッキーニ』
『シュガー・ラッシュ:オンライン』
そして今作『若女将は小学生』と観てきました。
それぞれの作品で良いところはあったんですけど、その中で一番、小学生が楽しめるのは今作のような気がします。
もちろん人によるでしょうが…。😓
でも今作に限らず、
もし仮に自分に小学生ぐらいの子供がいて、「大人が子供に観せたくなるアニメ」を観せても、ちゃんと読み取ってもらえる確証はありませんね。😔