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若おかみは小学生!のkahoのレビュー・感想・評価

若おかみは小学生!(2018年製作の映画)
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小学校の図書室で見かけていた頃はなにも感じなかった「小学生の女の子が大人に代わって労働する」ことを伝えるタイトル。子どもの権利についてや子どもの頃から女性にだけ求められるまなざしの醜悪さを知ってしまった現在は、そこに嫌悪感とあやうさを感じてしまい、タイトルだけで作品自体を遠ざけていたのだけど、よく知りもせずに決めつけて自分の世界を狭めるのはよくないかなという思いと、劇場公開当時にいい評判をきいていたのもあって、今回の地上波放送を機に見てみた。

前振りが長ったらしくなっちゃったけど、端的に言うと、私は私が鑑賞前に抱いていた疑念を拭うことができなかった。彼女のあの"良い子さ"を描き出しているのは大人だという事実のグロテスクさが耐え難い。

5/20追記:文科省のキャリア教育推進作品に選ばれているんですね。グロテスクさそのまんますぎて笑える。
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