2020/06/27(土) TOHOシネマズ日比谷 シアター7 21:05回にて鑑賞。字幕。F-12
ソニック・ザ・ヘッジホッグというキャラクターは何となく知っているけど、ゲームは全くやった事ない僕が「何の前情報も入れずに鑑賞して楽しめるか?」を確認してきました笑
さらには観始めてからジム・キャリーが出てるって知ったレベル。
結論から言うと、問題なく面白かったです!!ソニックがフワモフでかわええ・・・♪一家に一匹(?)ほしいぞ…!
2019年の4月頃に公開された予告編のソニックの造形があまりにも「コレジャナイ感」となって、CGが丸々修正になるという公開前からケチがついてしまった事だけは知っていたので少し不安があったのですが、上述通りキャラデザに関しては個人的に申し分ない感じでした。
オープニングでソニック・ザ・ヘッジホッグを始めとする、セガのゲーム画面のコラージュから始まる「SEGA」のロゴとサウンドでテンションは上がりますし、パラマウントのあの山の周りの星がキーアイテムともなるリングで表現されてる時点で「外れじゃないな」と感じました。
(映画内容に合わせて映画会社ロゴに遊び心を入れてる映画は当たり説を提唱しております笑)
ストーリーは王道展開でなんらヒネリも驚きもなくお子様向けではあるのですが、それが決して悪くはない、期待を裏切らない餃子の王将的な味付け。
ソニックが住んでいた場所の危険から地球へ逃れてきて、アメリカの片田舎でひっそりと誰にも見つからないように孤独に過ごしている(そして孤独ながらもソニックはその生活を愛している)っていう設定がなんとも切なくて、人間臭いソニックのキャラがこの映画のキモともなっております。
ソニックは時速480km/h以上で駆け抜ける超高速キャラなので、この映画でもそういった“周りの人間が止まって見えるぜ”的な見せ場が二箇所ほどあるのですが、過去の映画等で観たような既視感はありつつも笑いと興奮をもたらす演出にはワクワクできました。
そして悪役となるジム・キャリー演じるドクター・ロボトニックが人物描写含めて設定は無茶苦茶なのですが、ジムのコメディパワーで魅力が炸裂!時に意味不明さが不気味で嫌なヤツではあるけども、なんとなく憎めないキャラとして描かれておりました。ジム・キャリー、ほんと凄い。
観終わってから本作について調べてゲーム自体の小ネタの事も色々と知ったのですが、本作では他映画に関する遊びも多々表現があり、スター・ウォーズに関するセリフやキアヌ・リーブスのあの映画とか、ヴィン・ディーゼルについて言及していたりと、クスっと笑える部分がゲームの事を全く知らなくても楽しめます。
アメリカでは2020年2月の公開後に大人気な興行成績を収めたそうで、既に続編の企画も出ているとか。エンディングのミッドクレジットでも続編を匂わせていましたが、本作は面白かったので続きが観てみたい!楽しみです。
ゲームのファンならより一層楽しめるとは思いますが、知らなくてもソニックのモフモフ!フワフワ感と、子供っぽいやんちゃな雰囲気にワクワクできる映画だと思います。
[2020-097]