USK

バーフバリ 王の凱旋 ≪完全版【オリジナル・テルグ語版】≫のUSKのレビュー・感想・評価

5.0
バーフバリが頭から離れず、日常生活に支障をきたしているのは私の事です。

この映画を表現しようにも衝撃、常識破りという言葉は全て控えめで言葉に詰まる。前作『伝説の誕生』で残した衝撃的な伏線のおかげか、開始早々世界観に没入し、「バーフバリ、バーフバリ」と思わず口ずさまずにはいられない。前作ではほぼ皆無だったインド映画ならではの踊りのシーンが本作では最も重要なシーンで使用され、更にはあからさまに金を掛けた様なCGが非常に笑える創りになっている。本人達はいたって真面目だが、やってる事はふざけている点が、『トランスポーター』のジェイソンステイサム的魅力を生み出し、愛くるしい存在へと変貌を遂げる。

既に公開済みのインターナショナル版との大きな違いは、恋の発展や因縁の対立等、カットされた細かいシーンから大々的なシーンが挿入され、大幅に満足度を上げると共に、凡ゆる展開に納得がいく。勿論帰宅後インターナショナル版を鑑賞しましたが完全版を観れば薄っぺらく感じてしまった。しかし家でも映画館でもバーフバリに会えるこの限定された期間は幸せそのものでした。

創造神S・S ・ラージャマウリ監督ありがとう。
USK

USK